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Webクソ

歯に挟まる糞が歯クソ、Webに挟まる糞がWebクソです。

文章をランクアップさせる"自己編集"をかけよう

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「いただいてます♪」という感じで飲み会の写真に写る加藤です。コップの中身は尿でございます。

 

エディターという職業なので、いただいた文書に対して

「いいねー!!」

「いいよいいよ!!」

「いいんじゃないかな!!」

「いいっぽい! いいっぽいよ~」

とあーだこーだ言いますが、記事の構成や要素でライターさんへお願いする以外に、こっちで細かく修正・調整しているわけですね。

ということで、今回はぼくが普段どういうところを細かく編集しているのかをご紹介します。

逆に、これがライターさん自身でできると「自己編集」によって文章を1ランクあげられる…ということなので、よかったらマネしてみてください(ご本人として後ろから登場したいので)。

 

 

目次

 

 

漢字をかなに開く

言葉の印象が、漢字ではなくひらがなやカタカナの場合は、それに合わせた開き方をしましょう。

たとえば、ぼくは「簡単」を「カンタン」に開きます。「簡単」って漢字変換されるから書いている人が多いようですが、カンタンな印象がなくないですか?

「六法全書を丸暗記なんて簡単ですよ」より「六法全書を丸暗記なんてカンタンですよ」の方がカンタンっぽいですよね。ひらがなではなくカタカナの方が、軽くてカンタンっぽい印象を与えられます。

ほかにも「面白い」を「おもしろい」に開いています。「面白い」って漢字よりも「おもしろい」とひらがなの方が、「おもしろい!」と思ったときの気持ちを表現できていないですか?

あとは「幸せ」は「しあわせ」ですね。「辛い」という字に似ているし、「しあわせ」と丸い文字で表現したほうが「しあわせ」な感じがでてきます。

「ジジイの歯クソしか食べられませんが、ぼくは幸せです」より「ジジイの歯クソしか食べられませんが、ぼくはしあわせです」の方が幸福って伝わりませんか?

「辛い」は、「からい」と「つらい」の読み方があるので使わないですね。「カラい」と「つらい」で書きわけています。

また「事」は「こと」、「時」は「とき」と、開いた方がいい漢字というのもいくつかありますね。

漢字が続き過ぎるとパッと見の文章全体が重くなってしまうので、適度に開いて重みを減し、読者に「読んでみよう」という気持ちにさせましょう。

「言う」は、実際に話している場合は「言う」でもいいのですが、「踊り狂い寿司の田中という男がいて…」といった「~というものが…」なんて場合は「いう」と開いたほうがいいですね。

 

 

英数字は半角に

英数字を「1000円」や「Twitter」と全角で書いてしまうと、文章のおさまりが悪くなって見た目に悪く読みづらくなってしまいます。読者の読むテンポを崩すので、半角で使うようにしましょう。

また、「1,000円」と単位がわかりやすいように「,(コンマ)」を入れるのも読みやすさに繋がります。 

 

 

「と」や「や」は何度も使わない

いくつかの言葉を並べる際、「と」や「や」は何度も使わないようにします。

「ぼくはトイレに行って、うんこやシッコや屁やゲップなどを繰り返しています」という文章より「ぼくはトイレに行って、うんこやシッコ、屁、ゲップなどを繰り返しています」という方が読みやすくテンポがいいですよね。2つ目以降は読点で区切りましょう。

 

 

「ら抜き言葉」は、あえて使うのはOK

基本的には「ら抜き言葉」自体がNGなのかもしれませんが、会話文であったり、文章のノリに合わなかったりする場合は、あえて使った方が「実際に話している雰囲気」が表現できます。

地の文であれば「落ちたものだろうが何だろうが、ぼくは食べられます」ですが、会話しているときは「落ちたものだろうが何だろうが、ぼくは食べれます」の方が話しているイメージがしやすくないですか?

話し相手との関係性も見えてきそうです(相手が目上の場合は、逆にら抜き言葉を使わないとか)。

 

 

「~たり」はセットで使う

「牛のお腹を撫でたり、鼻を舐めてます」と「~たり」は単独で使いません。必ず「牛のお腹を撫でたり、鼻を舐めたりしています」と、セットで使いましょう。オフィスのワードでも校正に引っかかる部分ですね。

 

 

「することができる」は使わない

「私は汚いジジイの足先から頭まで、舐めまわすことができます」となると、なんだか気持ち悪くないですか?「私は汚いジジイの足先から頭まで舐めまわせます」の方がスッキリとしてスマートになりますよね。

 

 

記号の後に文章が続く場合は、半角スペースを入れる

記号というのは、「!」「?」「!?」「♪」などですね。

たとえば「ちょっと男子!いつまで雨水すすってるの!?」と、「!」の後に文章が続く場合は「ちょっと男子! いつまで雨水すすってるの!?」なんて具合に記号の後に半角スペースを入れましょう。文字が近くなりすぎず読みやすくなります。

 

 

カッコ内の場合、文章の最後には句点を使わない

「どうも、クソ拾いジジイです。」と、カッコ内の最後に句点を入れません。「どうも、クソ拾いジジイです」がスマートですね。

 

 

文章のブロックが大きくなったら改行する

文章が5行も6行も続いてしまうと、読む気がなくなったりどこまで読んだのかわからなくなったりします。だいたい2~4行以内に1つの文章をまとめて、改行してしまいましょう。

 

 

文末に変化をつける

「今日は銀行へ行ってきます。もうお金がなく、ぜんぜんご飯を食べていないので腹が減っています。このままだと発狂してしまいます」と、この文では文末の「ます」が3つもカブっています。文章の変化がなく、リズムが悪いですね。

「今日は銀行へ行ってきます。もうお金がなく、ぜんぜんご飯を食べていないので空腹状態。このままだと発狂してしまいますね」と別の文末を使ったり、「ですね」「ですよね」「ますね」「ますよね」と足したり、体言止めにしたりすることで文末のカブりを避けましょう。

 

 

助詞や連体詞の連続は避ける

「今日は、知り合いのジジイの田中がいる便所に遊びに行く」だと「の」と「に」が連続していて読みづらいですよね。

「今日は、知り合いのジジイである田中がいる便所へ遊びに行く」と、少し変えるだけでスッと読めるようになります。

 

 

まとめ

以上のことを守っていると、少し読みやすい文章が書けるようになるはずです。自分だけですべて確認することはなかなかできないので(自分で書いた文章は特に発見しづらい)別の人に見てもらうのがベスト! それが編集者なわけですね。

ぼくはエディターですが、本当に正しい日本語ってのはぜんぜんわかっていないので「読みやすい」「読んでいて違和感のない」文章であれば問題ないんじゃないかと思っています。

最後に、編集前と編集後の文章を載せておきます。

 

▼編集前

ぼくがトイレでうんこやシッコや屁やゲップなどを繰り返していたところ、「どうも、クソ拾いジジイです。」と、牛のお腹を撫でたり、鼻を舐めているジジイがいた。ジジイは踊り狂い寿司の田中と言う名前だそうで、歯クソを1000円で売っていると話した。「落ちたものだろうが何だろうが、ぼくは食べられることができます。ジジイの歯クソだって簡単に食べてやります。」ぼくはそう怒鳴ってジジイの顔に10000円札を叩きつけ、10本分の歯の歯クソを食べながらTwitterに「歯クソなう。」とつぶやいた。

 

▼編集後

ぼくがトイレでうんこやシッコ、屁、ゲップなどを繰り返していたところ、「どうも、クソ拾いジジイです」と、牛のお腹を撫でたり、鼻を舐めていたりするジジイがいた。

ジジイは踊り狂い寿司の田中という名前だそうで、歯クソを1,000円で売っていると話す。

「落ちたものだろうが何だろうが、ぼくは食べれます。ジジイの歯クソだってカンタンに食べてやりますよ」

ぼくはそう怒鳴ってジジイの顔に1万円札を叩きつけ、10本分の歯クソを食べながらTwitterに「歯クソなう」とつぶやいた。

 

以上です。どっちがキレイですか?

 

 

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